令和7年10月23日「講演会」

講演内容 :  「我が国の観光の現状と今後の展望」

講  師 : 国土交通省 観光庁 参与
       秡川 直也 氏

開 催 日  : 令和7年10月23日(木)

上記講演の録画映像は会員専用ページでご覧いただけます。
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令和7年10月2日「講演会」

講演内容 : 「新グループ経営ビジョン『勇翔2034』」

講  師 : 東日本旅客鉄道㈱
      代表取締役副社長 伊藤 敦子様

開 催 日  : 令和7年10月2日(木)

令和7年度「汎交通」第Ⅱ号

特集 昭和の鉄道

【特集座談会】
昭和の鉄道を語る
小田急電鉄 山木 利満/青山学院大学 高嶋 修一/鉄道総合技術研究所 小野田 滋
元交通協力会 菅 建彦/元東日本旅客鉄道 白川 保友

【特集寄稿】
昭和の駅舎建築~変遷と歴史的価値~/工学院大学 大内田 史郎
昭和を彩った鉄道車両/日本鉄道車輌工業会・鉄道友の会 佐伯 洋
写真で振り返る昭和の鉄道

運輸・交通界の近況
「アンパンマン列車」25周年を迎えて/四国旅客鉄道 三好 創太
鉄道電気部門における連携と両社の取り組み/東日本旅客鉄道 鶴貝 直也/西日本旅客鉄道 山本 竜太郎

〇〇と鉄道【第10回】
遊園地と鉄道/江戸川大学 大塚 良治
交差点
2030年代に向けた空港アクセス/鉄道ライター・都市交通史研究家 枝久保 達也
交通関係法人連絡協議会から
駅弁140周年に寄せて/日本鉄道構内営業中央会 松橋 信広
鉄道人歴史紀行【VOL.10】
雨宮敬次郎ゆかりの地を訪ねて【山梨県甲州市・長野県軽井沢町・静岡県熱海市】/作家 江宮 隆之

講演会等の報告/協会のうごき/クラブだより/今後の予定

令和7年9月12日「講演会」

講演内容 : 「戦後80年-2025年の世界と中国」

講  師 :東京女子大学 特別客員教授
      高原 明生 氏

開 催 日  : 令和7年9月12日(金)

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令和7年9月1日「交通研究委員会」

交通研究委員会が令和7年9月1日(月)に開催されました。

講 師: 株式会社カズレールウェイコンサルタント 代表取締役社長
     田中 一弘 氏

演 題:「一コンサルタントから見た日本の鉄道の未来」
    ~「鉄道技術の明日を語る会」の活動の紹介と個人的な意見~

令和7年7月25日「講演会」

講演内容 : 「イベント輸送半世紀・・・EXPO70からEXPO2025まで」

講  師 : 鉄道史学会会員
       岩成 政和 氏

開 催 日  : 令和7年7月25日(金)

令和7年度「汎交通」第Ⅰ号

就任のごあいさつ/一般社団法人日本交通協会 代表理事・会長 冨田哲郎

特集 災害に強い鉄道の実現に向けて

【特集鼎談】
災害に強い鉄道を目指して~2度の大震災から学んだこと~
JR東日本コンサルタンツ 石橋 忠良/元西日本旅客鉄道 池田 靖忠/日本ホテル 里見 雅行

【特集寄稿】
被災企業「阪神電気鉄道」としての役割と備え/阪神電気鉄道 大西 達也
交通のレジリエンス向上へ~総合的な災害対策の必要性/東北大学災害科学国際研究所 奥村 誠
豪雨による斜面災害の危険度評価を見据えたデジタルツインによる斜面の水分の推定/災害科学研究所 小田 和広
大地震発生直前の電離層異常発生について/京都大学 梅野 健

運輸・交通界の近況
東京メトロの新線プロジェクトについて/東京地下鉄 大塚 努・小澤 諒太・久保田 寛之
碓氷峠の交通史と鉄道遺産群の今後の展望/高崎経済大学 大島 登志彦

〇〇と鉄道【第9回】
推理小説と鉄道(国内編)/光文文化財団 山前 譲
交差点
トランプ関税とEVが問う自動車産業は何を売るのか/ジェイ・エム・アール生活総合研究所 松田 久一
交通関係法人連絡協議会から
鉄道少年団のあゆみ/交通道徳協会 丸山 祐樹
鉄道人歴史紀行【VOL.09】
仙石貢ゆかりの地を訪ねて【高知県高知市・福岡県北九州市など】/立教大学 老川 慶喜

講演会等の報告/協会のうごき/クラブだより/今後の予定

第95回 海外交通政策資料研究会

第95回 海外交通政策資料研究会
2025年2月13日(木)15:00

【議題及び資料】

  1. アジア地区プロジェクトの動向
  2. Prototype 450 km/h high speed trains unveiled in China
  3. JR East seeks foreign workers to fill skills gaps
  4. 英国における鉄道再国有化の現状と展望
  5. First British operators to return to public ownership
  6. Co-operatively owned Go-op approved to launch open access train services
  7. Transport Secretary sets out five priorities for Shadow Great British Railways in 2025
  8. << Nous sommes en train de recruter quarante personnes>>: a pres sa ligne Paris-Lyon, Trenitalia veut lancer des TGV Paris-Marseille avant l’ete
  9. CDU-Pläne zur Zerschlagung der Bahn
  10. „Null Effekt auf die Pünktlichkeit der Züge“ – Wissing warnt vor Zerschlagung der Bahn

【議事概要】

  1. インド:ムンバイ~アーメダバード高速鉄道(MAHSR)プロジェクトの信号通信システムの入札を実施。デリーを中心とする首都圏地域では地域高速輸送システム(RRTS)の通勤列車が13km延伸。タイ:タイと中国による共同事業の高速鉄道プロジェクト(251km)で、工事が遅延している契約3件の完工期限を最長2年延長。2017年に着工し2021年完工予定だったところ、開業見通しは2027年に。カンボジア:首相が国内鉄道網の改良を進め輸送効率を向上させるよう指示。首相は「高速鉄道のような巨大投資は必要ない。既存線の改良で充分」と述べ、現状からの発展に重点を置く方針。日本から11両の旅客車両を導入。ベトナム:NXベトナム有限会社がハノイとホーチミンを結ぶ南北鉄道サービスを拡充し混載サービスを開始。マレーシア:中断しているクアラルンプール~シンガポール間高速鉄道の実現に向けた対応を協議。シンガポール:Hitachi Rail と地下鉄運営会社(SMRT)が次世代グリーン通信ベース列車制御プロジェクトを実施。韓国:現代ロテムが台湾・桃園市の無人地下鉄車両を発表。グリーンラインは自動化レベル4(GoA4)を予定。ウズベキスタン:ウズベキスタン国鉄(UZ)が、タシュケント~サマルカンド間(約300km)の高速鉄道建設のF/S実施に韓国のコンソーシアムを指名。韓国輸出入銀行による経済開発協力基金を活用。中国:中国鉄道(CR)は、現在48,000kmに及ぶ高速鉄道総延長が2030年頃までに25%拡張され60,000kmになると予測。
  2. 中国中車(CRRC)とCRは、営業運転速度400km/h、最高速度450km/hの試作車CR450を公開。先頭形状が異なる2つの編成があり、いずれも4M4T。技術的な根拠を含めた詳細は明らかでない。
  3. JR東日本がJARTSを含めた複数のオーガナイザーの協力を得て外国人労働者を募集・育成。2月下旬よりインドネシア、ベトナムから25名をリクルートし、訓練・雇用のプログラムを開始する。訓練は白河市のJR東日本総合研修センターで行われる。
  4. 英国では、過去のフランチャイズ制度の限界と新型コロナウイルスによる経営破綻を背景に鉄道国有化が進められている。ネットワークレールは、今後グレートブリテン鉄道(GBR) への統合を通じて再編され、政府の適切な管理と民間の柔軟な運営のバランスが求められる。
  5. 英国運輸省(DfT)は、南西鉄道(SWR)がフランチャイズ事業の国有化を行う初の事例となることを発表。2025年5月25日のフランチャイズ契約満了をもって公有化される。このほか、英国各地で順次フランチャイズ契約の満了に伴い公有化が進められる。
  6. 英国で共同組合によるスタートアップ企業のGo-opが行うオープンアクセスの旅客列車サービス計画が認められた。必要な手続を経て、Go-opは遅くとも2026年12月までに運行を開始する必要がある。
  7. 英国運輸大臣は、鉄道における2025年の優先課題として、(1)鉄道運行事業者とネットワークレールの統合による重複の排除と管理の簡素化、(2)運行パフォーマンスの向上、(3)運賃体系とチケットの見直し、(4)イノベーションの推進、(5)鉄道の枠を超えた積極的な変化、の5つを掲げ、安定運行による信頼獲得といった基本的な取り組みが必要とした。
  8. トレニタリア社は、パリ・リヨン線に次いで、パリ・マルセイユ間のTGVを夏前から運行する構想を発表。メンテナンスの一部はパリにあるSNCFの施設を借り受けて行う。具体的な運行開始時期は不明。
  9. ドイツ連邦議会選挙を前に、保守系の主要政党であるキリスト教民主同盟(CDU)/キリスト教社会同盟(CSU)が、ドイツ鉄道(DB)グループ傘下にある鉄道インフラ部門と鉄道運行部門の分離を柱とするDB解体計画を発表。ベルリン中央駅に数百人の労働組合員が集結し「素人の日和見主義」と抗議。
  10. ドイツ自由民主党(FDP)及びCDU/CSUが主張するDB解体計画に対し、現職の連邦交通大臣(元FDP)が「定時運行率向上への効果は全くない」と警告。現在各地で進んでいる鉄道インフラの大規模改良計画だけでなく建設産業にも影響が及ぶと指摘。

【出席者】
岩沙克次 遠藤俊太郎 佐々木拓二 佐々木敏明 佐藤芳彦 菅建彦 曽我治夫 
西江勇二 前田喜代治

令和6年度「汎交通」第Ⅳ号

特集 地域活性化と鉄道

【特集鼎談】
鉄道による地域活性化の現状とこれから
関西大学 宇都宮浄人/四国旅客鉄道 四之宮和幸/宇都宮ライトレール 高井 徹

【特集寄稿】
東武グループの地域連携の取り組み/東武鉄道 榎本 貴夫
全国高校生地方鉄道交流会の活動と地域の活性化/全国高校生地方鉄道交流会 大溝 貫之
ローカル鉄道復活の鍵は「便利」と「楽しい」だ/鉄道ライター 杉山 淳一

運輸・交通界の近況
「大阪・関西万博」に向けたJR西日本グループの取り組み/西日本旅客鉄道 稲田 寛輝
「バス再興10年ビジョン」の策定/日本バス協会 稲田 浩二

〇〇と鉄道【第8回】
デザインと鉄道(車両編)/近畿車輛 南井 健治
交差点
生成AIで変わるビジネスの未来/野村総合研究所 塩崎 潤一
交通関係法人連絡協議会から
当研究所の概要と最近の取り組み/交通経済研究所 高橋 眞
鉄道人歴史紀行【VOL.08】
田中豊ゆかりの地を訪ねて【東京都千代田区・台東区】/上條・福島都市設計事務所・九州大学 福島 秀哉

講演会等の報告/協会のうごき/クラブだより/今後の予定

第94回 海外交通政策資料研究会

第94回 海外交通政策資料研究会
2024年12月5日(木)15:00

【議題及び資料】

  1. アジア地区プロジェクト情報
  2. Vietnam approves $67 billion high-speed railway project between Hanoi and Ho Chi Minh city
  3. Transport Secretary fires the starting gun on rail reform as Public Ownership Bill reaches final stages in Commons
  4. Hitachi to develop next generation CBTC in Canada
  5. Integrating FRMCS: Enhancing rail communications with 5G technology
  6. Railcoop
  7. 激動する世界 置き去りのドイツ
  8. RENFE enters Italian passenger market with Arenaways stake
  9. Zehntausende Bahnfahrer betroffen: Zug-Lieferung für den Nordwesten zum vierten Male verschoben
  10. Nicht genug Abstellgleise: Bahn fehlen Parkplätze für ICE-Züge in Berlin
  11. その他 ニューヨーク、Grand Central駅の近況

【議事概要】

  1. インド:西部の高速鉄道(MAHSR)敷設に必要なスラブ軌道の製造工場を西部グジャラート州スーラト近郊に開設。ミャンマー:ヤンゴン環状鉄道向けDEMU車両を導入。タイ:運輸相が来年9月までの交通渋滞税導入実現を明言。ベトナム:670億ドルを投じた高速鉄道プロジェクトを議会が承認。フィリピン:JR 東日本とパリ交通公団の子会社「RATP Dev」が、南北通勤鉄道事業の入札に向けた協力に関する覚書を締結。台湾:新幹線の海外展開を目指す「国際高速鉄道協会(IHRA)」が台湾高速鉄道(台湾高鉄)と共催で台北市内にて全体会議を開催。マカオ:LRT新線「横琴線」開業。三菱のAGTシステム一式を採用。参考:ロンドン交通局がエリザベス線の運営を東京メトロや住友商事などの合弁会社「GTSレール・オペレーションズ」に委託すると発表。
  2. ベトナム政府がハノイ・ホーチミン間1,541kmを最高速350km/hで結ぶ670億USドルの高速鉄道プロジェクトを承認。2027年着工、2035年開業を目指す。
  3. 英国運輸長官が鉄道公有法案を最終段階に移行。鉄道改革の号砲発射。遅延・運休等が続く英国の鉄道サービスを改善したい考え。
  4. 日立がカナダ・トロントのエンジニアセンターで新世代CBTCを開発するため100億カナダドルを投資。オンタリオ州・オンタリオ投資資金ファンドと協力。世界の都市鉄道での活用を見込む。
  5. 鉄道の通信システムをGSM-Rベースから5Gベースの次世代鉄道用移動通信システム(FRMCS)に切り替えることで、鉄道の将来に向けた改善が図られる。
  6. フランスに、2019年から2024年にかけて民間協同組合鉄道輸送会社「Railcoop」が存在。同社は2021年に免許等を取得、同年11月からオクシタニー地方で貨物列車の運行を開始した。2022年にはボルドー~リヨン間の旅客輸送等も計画されたが資金難のため実現せず延期となり、その後、2023年4月に貨物列車の運行を停止。同社は破産・清算された。
  7. ドイツでインフラの劣化が進み、鉄道やアウトバーンのほか、デジタル投資の不足も課題に。経済成長が止まり、国内で政治的な混乱を生じている。旧東独側では右派政党躍進の動きがあり、総選挙を経てドイツがEU離脱に動き、EU崩壊を招く懸念もある。
  8. スペインのRENFEが、アリーナウェイズ社(イタリア)の出資を受けてイタリアの旅客鉄道市場に参入する。RENFEは英国ロンドン~ウェールズ間におけるオープンアクセスの鉄道事業に関わっているほか、フランスのRailcoopを一部買収する交渉も行っていた。
  9. アルストム社は、ドイツ・ニーダーザクセン州の鉄道運営主体(LNVG)向け近郊電車34編成について2024年12月納入が困難であると発表。納入延期は4回目。納入予定は2025年12月以降で、この車両による旅客輸送は2026年3月以降になる見込み。これにより車両が不足し、2025年12月以降ハノーファー周辺で1日1万人以上の旅客に影響が出るとみられる。
  10. ドイツ・ベルリンで、工事のため高速列車ICEの留置線が不足。また、ベルリン中央駅で分岐器が足りず列車の発着に制限があり、その設置工事のため運休を計画。この分岐器は2006年に同駅が建設される際に設置される予定だったが、コスト縮減のために省かれたもの。
  11. ニューヨークで米国最大の通勤鉄道であるロングアイランド鉄道がグランドセントラル駅に乗り入れた。同駅はユネスコが2024年の「最も美しい駅」に選定しており、駅周辺では再開発も進んでいる。

【出席者】
遠藤俊太郎 川﨑孝夫 佐々木拓二 佐藤芳彦 曽我治夫 高津俊司 東充男
前田喜代治