交通研究委員会は平成25年2月18日(月)に行われました。
講師:東京大学社会科学研究所教授 中村尚史氏
演題:「鉄道史研究の現状と課題―鉄道創業150年に向けて―」
交通研究委員会は平成25年2月18日(月)に行われました。
講師:東京大学社会科学研究所教授 中村尚史氏
演題:「鉄道史研究の現状と課題―鉄道創業150年に向けて―」
海外交通政策資料研究会 第31回 議事録
日時 2013年1月24日 (木)15:00
議題及び資料
1 米 AMTRAKの改良計画と次世代高速車両導入計画
2 英 Network Railの2014~2019のビジネスプラン
3 西 Barcelona~Figueres間高速線開業
4 西 ITVI 2014-2024
5 仏 SNCFの料金改定
6 中国 北京―広州高速線の完成
7 中国 中国―カザフスタン第2連絡線の開業
報告及び議事内容
★アメリカ下院運輸委員長交代、AMTRAK社長改良計画の説明と乗客急増の北東回廊に対応するためAcelaに代わる次世代高速車両計画(軽量,車両幅拡大、定員増、220mph)を発表、カリフォルニア高速鉄道とAMTRAKが共同して車両の調達、FRAの安全基準の変更に働きかける★イギリスのインフラ保有会社Network Railは政府の第5期の投資計画作成要請に応え2014~2019の戦略的ビジネスプラン(£37.5bn)を発表★バルセロナ~フィグエレス間の高速鉄道線の建設が完了し、RENFEとSNCFの相互乗り入れが実現、マドリッド・パリ間の、直通も計画されている★スペイン勧業省のインフラ、交通、住宅大臣は9月に2012~2024のインフラ・交通・住宅計画(PITVI)をまとめた。GDPの0.9 4%の投資,交通施設の利用効率の向上を図る★SNCFは1月24日からのTGV,Intercity,TER運賃の平均2.3%の値上げと26億ユーロの投資計画を発表した★途中区間の工事完成により北京・広州間2298㎞の高速線サービス(計画時速350キロ現行300キロ、所要時間7時間59分)が開始された、中国カザフスタン間第二の連絡線が開通し中国・中央アジア・欧州間の交通量の増大が見込まれる
旧国鉄関係資料研究会議事録
開催日時 平成24年11月29日 15時
議事内容
最近の清算業務について説明があり、所要の資料をファイルすることにした。
1恩給、年金の給付のための支払い、業務災害補償、資金運用、利益剰余金の国庫納付の状況
2土地処分及びその実績、関連開発計画等(武蔵野操車場、梅田駅及び吹田、百済その他の関連施設)、
3東日本大震災への支援、基盤整備工事の実施,JR株式処分、
4特例業務勘定の新たな業務、JR北海道、四国の経営安定化(特別債権の発行、無利子貸付、特別債券利払い)、三島、貨物会社の設備投資支援、整備新幹線、並行在来線支援のための措置
5今後の業務見通、長期に亘る年金追加費用の支払い、JR株式 土地処分(長町、武蔵野操車場、梅田等残部)、アスベスト対応、訴訟、鉱害補償 PCB処理問題、叙勲等
参考 国庫に引き継がれた関連債務残高は平成24年度末見込み約19.2兆円
海外交通政策資料研究会 第30回 議事録
日時 2012年12月13日 (木)15:00
議題及び資料
1 米 大統領選後の鉄道政策
2 米 中西部の高速鉄道車両への日本企業の進出
3 英 Crossrailの信号方式
4 英 フランチャイズ方式の変遷と問題点
5 獨 Siemensの車両供給遅延 6 仏 RFFとSNCFの再統合問題
7 仏 パリT1の延伸
報告及び議事内容
★アメリカ大統領選後依然下院は共和党が多数を占めるが人事や高速鉄道、AMTRAK, 都市交通、PTC ,鉄道員年金問題、勤務時間など交通政策の今後の動向、カリフォルニア高速鉄道は予算が州議会で承認され近く第一工区着工予定、都市交通について市民投票賛成都市多数★日本車両・住友商事連合は9月にMetraから160両二階建て電車を受注、11月Caltran42両、中西部州連合から88両の高速線車両の受注内示、後者はARRA(2009)資金とPRII(2008)仕様で現地新設工場中心に製造される見込み★2018年開業予定のロンドンCrossrailの都心地下部分は自動運転方式としSiemensとInvensys Railのコンソシアムが受注。他区間は現行方式だが車両はGreat Western Line 採用予定のETCS Level 2を採用、将来のETCS Level 3移行をにおわせている。その後SiemensはInvensysを買収した★イギリス鉄道のレビュー、監督管理機構の変遷、契約期間の変更、フランチャイジー数、TOCの数、権限移譲法による移譲、オープンアクセスオペレーター、ネットワークレール、需要動向、補助金、事故数の推移などを検討★Siemensの車両引き渡し遅延問題★仏鉄道改革RFFとSNCFの統合問題、サービス、財務健全化、職員との社会契約、門戸開放の視点★パリT1の延伸とトラムの整備状況
海外交通政策資料研究会 第29回 議事録
日時 2012年11月01日 (木)15:00
議題及び資料
1InnoTrans2012
2英 ICWCのフランチャイズ
3仏 RFFとSNCFの再統合
4米 AMTRAKのNEC高速試験運転
5中 大連・ハルビン間旅客新線の走行試験
6獨 長距離バスの参入
7スイス 合理化対象地域交通線リスト
8比 Northrail 中国資金撤退
日 ジャワ近郊線改良契約
9 Bombardier—Maryland commuter service
RATP Dev—Washington DC streetcar
報告及び議事内容
★ベルリンで行われたInnoTrans2012について前回比19%増、140カ国126千人の入場者、 2515社の出展、€1.8bnの商談、日本企業の出展状況等の報告、次回2014年、メッセの効果★英 12月に契約更改予定のInterCityWest CoastフランチャイズのFirstGroup内定を取り消し現在のVirgin を暫定延長、この間契約の在り方を再検討、次研究会でフランチャイズの歴史と現状、契約条件等を整理する★仏RFFとSNCFの統合構想立法化方針発表、具体的な統合内容、EUとの関係など更に注視する必要★AMTRAKが9月にAcelaの現有車両を使用4区間165mphの高速試験を実施★中国 ハルピン大連間921キロの時速350キロ対応の旅客高速新線を建設、来年初までに開業予定、寒冷地対応技術、経済効果などに注目★獨 1931年以来の鉄道と長距離バスの非競争が2011年法により2013年から自由化、その影響★スイスローカル線の廃止合理化リスト発表★中国資金によるマニラの空港アクセス線の建設計画、外交、契約面での紛争により中止★JICAと住友、三菱重工によるジャカルタ郊外32キロの複複線化、信号近代化工事資金計画まとまる★米国新規都市交通事業への国際的な都市交通事業の参加
交通研究委員会は平成24年11月12日(月)に行われました。
講師:日本コンサルタンツ㈱ 代表取締役社長 田中 正典氏
演題:「日本コンサルタンツの現状について」
海外交通政策資料研究会 第28回 議事録
日時 2012年9月20日 (木)15:00
議題及び資料
1米 MAP21 共和党のAmtrak完全民営化と補助打ち切り案
2中 鉄道収支、事故関係情報,成都・重慶線、
Zefiroの供給両数 収支状況
3EU インフラ74プロジェクトの資金援助
Directive 91/440上下分離の解釈
4 仏 Fret SNCFとECR の競争に関するAutorite の裁定
5 獨とイラクの 信号設備に関する情報
6National Expressのドイツ鉄道への参入
7ベルリン空港の開業予定
8スエーデン 高速線建設
報告及び議事内容
★SAFETEA-L以前の歴史と10月1日に発効するMAP21(PL112-141)の特徴及びFTA関係の授権額212億ドル(2カ年)の項目別内容★共和党ロムニーのAmtrakの完全民営化と補助金打ち切り提案★四縦四横の一つ上海・成都旅客高速線の一部成都・重慶間305キロの高速旅客線が第12次5カ年計画の国家重点プロジェクトに計上され2014年250km/hで開業見込★Bombardier Sifang Transportation は2009年の契約を改定しZefiro380を70、Zefiro250を46、Zefiro250NGを60セットを供給する★中国鉄道前期税引き後赤、景気対策としてインフラ投資の推進★EU2億ユーロの助成金の対象TEN-Tの74プロジェクトを選定しインフラ強化景気対策を推進★EU Commissionがインフラマネージャーとオペレターが同一Holding にあることにつきDirective91-440違反の懸念ありとしたのに対し裁判所のAdvocate Generateはオーストリーとドイツは所要の手続きが採られており訴追されないとの見通しを表明、これらの問題は今後Packg4の議論としても取り上げられる見込★フランス競争監視機関がFret SNCFのDB子会社ECRに対する不公正ありとした★DBはEbenfeld-Leipzig間高速線の信号方式をETCSレベルⅡとしSiemensと契約、アメリカUSAIDが認めたイラク再建契約に欧州基準の新線計画、無線とコンピュターの信号システムが含まれる★イギリスNational Expressがドイツ地域鉄道市場への参入を表明★ベルリン新空港が2本の滑走路で2013年10月27日開港と決まる★スエーデン長期高速鉄道線計画の一部Jarna-Linkoping間の建設がTRFIVERKETで具体化しつつある
交通研究委員会は平成24年9月3日(月)に行われました。
講師:一橋大学名誉教授 宮川 公男氏
演題:「わが国高速道路制度の問題点―基本的問いかけから出発しよう―」
海外交通資料研究会 第27回 議事録
2012年8月2日 (木)15:00
議題及び資料
★アムトラック北東回廊計画を更新、2040全区間専用軌道と220/mphの次世代高速鉄道化、ニューヨークGateway計画★SAFETEA-LUに代わるMAP21計画の動向★EU議会が鉄道の競争市場強化策の導入を承認 ,年内に規制官の強化、インフラ料金、アクセス条件について新しいDirectiveを予定★イギリス電化のローリング計画のControl Period 5(2014-201)の5.2bnに4.2bnを追加、25kv区間の計画拡大,IEP phase1の200km/hとBi-mode車両供給と保守につき政府とAgility Trains(日立とJohn Laingのコンソシアム)£4.5bnの契約★DB Regioの運行するベルリンS-Bahnを3分割し15年コンセッション計画が進行中★DBは始めて半期で10億人、約8億ユーロの利益★ベルギーSNCB HoldingをOperator SNCBとインフラのInfrabelへ分割方針、スペイン、高速、在来、FEVE区間を来年オープン、RENFEを旅客、貨物、車両保守、列車リースの独立会社に分割、地域、都市交通の運行者の選択の自由★中国はヨーロッパとの鉄道物流輸送のため国際的ジョイントベンチャーを設立★カリフォルニア高速鉄道Proposition1資金の一部$4.5bnの公債発行計画議会で承認★地下を含む17.8kmボローニャリンクが完成し高速化進展★東京工業大学の「中国の高速列車技術と大学における鉄道教育・研究の現状」シンポの報告
海外交通政策資料研究会 第26回 議事録
平成24年6月21日(木)15:00
議事内容
以下の点につき報告があり日本との対比で検討を加えた
★米国運輸長官2008年の鉄道安全改良法に定めた2050までのPTCの設置義務を旅客や危険物輸送を行わない線区について緩和することを発表した★GIEMENSは蘇州,青島、重慶のメトロのCBTCシステム導入契約を獲得した★鉄道輸送、ロジステイク会社DB SHENKER系列のフランスの鉄道貨物会社ECRがプジョー、シトロエンのロジステイック部門GEFCOと協調してフランスGEVREYヤードを拠点にヨーロッパ一円の自動車輸送を開始した★ユーロトンネル会社の鉄道貨物子会社EUROPORTE CHANNELがアントワープからイギリスの高速線経由のピギーバックの試験輸送を開始した★UICとカリフォルニアCHSRA高速鉄道建設に関しパートナーを組むことになった。また7月にフィラデルフィアで行われるUIC総会の日本からの講演者の紹介★鉄道とブラッセル空港をつなぐ新たなPPPによるDIABOLO線と地滑りによるGOTTHARDトンネルの一時休止★深刻化するドイツ近郊輸送の経営問題★マレーシアとシンガポールを結ぶ高速線についての検討再開★韓国主要都市を一時間半で結ぶための高速試験列車HEMU-430試作車の公開